私たちの仕事は、人を監督する仕事になります。色んな業種が関わります。職人さんに気持ち良く仕事をしていただき、且つ、クライアントのニーズに合ったものを作らなければなりません。一つの作業依頼をするにしても、相手の気持ちを考えることが大切だと僕は考えています。相手の気持ちを汲んだ上で、次に伝え方を考えます。技術よりも人の気持ちが大切です。
interview 先輩へのインタビュー
03 1級管工事施工管理技士 入社32年目
一日のお仕事の流れは?
8:00から下請けの作業員さんに向けて、今日の一日の流れや安全関係を5分間のミーティングで確認します。その後、各作業場に分かれていきます。図面を引く設計士も含めて4名程度で、図面を確認ながら職人さんは、天井の配管や給排水の配管など施工していきます。
気を付けていることは?
人の気持ちを考えること
この職業に必要なことは?
コミュニケーション能力は必要
施工管理の仕事は、造作大工さん、ボード屋さんやペンキ屋さんなど、様々な職種の職人さんと関わる仕事です。長年、その施工を行っているプロの職人さんと仕事をしていく上で、コミュニケーションが必要です。また、施工のあらゆる段階で、作業手順等の事前確認を抜けなく行わなければなりません。事前準備を確実に行うことが必須ですが、人は誰でもミスはあります。培ってきた業者間の人間関係を良好なままに、穴埋めをいかに上手にやるかが重要になってきます。あらゆる場面で、コミュニケーション能力が必要になってきます。
やりがいを感じる時は?
責任重大なので完成後はより感慨深い
出来上がった大きな建物を見たときに自分がやったんだなと思えることです。大きなプロジェクトの場合は数年間かけての完成となりますので、喜びもひとしおです。長い時間をかけて施工管理を行っていると、建設中の構造物が手のかかる我が子のように思えてきます。今、自分が抜けたりしたら現場が止まってしまうと、大きな責任を背負って取り組んでいます。ですので完成した際は、手のかかる我が子が巣立ったようで感慨深いです。うちは「やりがいある仕事」ですよ。
今後の課題や目標は?
部下や後輩の育成を
向上心を常に持っている後輩や部下ばかりで、積極的にいつも質問してきます。色んな性格の子がいるので、その子に合った、褒め方、説明、フォローや、注意するタイミングetcに気を付け、僕自身も成長できている気がします。本人次第のところもありますが、僕にできる範囲で、彼・彼女たちの成長に携われたらなと思っています。日々、良い指導ができるように心がけています。僕はここに入ってだいぶ優しくなりましたよ。